エンリッチメント解析(DAVID, GSEA)

発現変動遺伝子 (Differentially Expressed Genes: DEGs) の機能に、何が多いのか(転写因子が多いのか、細胞周期が多いのか?Wntパスウェイが多いのか?, etc)を解析するのが、 Enrichment Analysis (エンリッチメント解析)です。マイクロアレイに限らず、RNA-seqのデータでも使われます。

解析の手法としては、アノテーションを解析する GO 解析の考え方を一般化(または拡張)したものと言えます。

手元に変動した遺伝子のリストがあれば、ウェブサイトのサービスを利用して行うのが簡単です。よく使われるエンリッチメント解析のサービスとしては、 DAVIDGSEA があります。

解析のアルゴリズム(または計算方法)は、微妙に異なっています。何が多いのかチェックするだけであれば、DAVIDの方が簡単です。発現変動遺伝子のIDをコピーして貼り付けるだけです。