GO解析とは
マイクロアレイ解析の結果、まず得られるのは、発現が増加または減少した遺伝子(発現変動遺伝子)のリストです。一般的には、エクセルの表の形で扱われることが多いと思います。
そのリストを眺めて(または検索して)いると、「特定のGO用語(機能、キーワード)が多く含まれているようだ」ということが直感的に分かると思います。
例えば、GOの列に GO:0006954 : inflammatory response が多いなぁ、というように。
では、どれくらいの頻度で見つかれば、特定の用語が見つかる頻度が高い(エンリッチされている)と言えるのでしょうか?発現変動遺伝子が100個あったとして、10個見つかれば、いいほうなのでしょうか?何個 “inflammatory response” が見つかれば、「マイクロアレイ解析の結果、炎症系の遺伝子に影響があった」と言えるのでしょうか?
これに答えるのが、「GO解析」です。GO解析(2) へ。
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