MeV の使い方 3. t-検定

Agilent のマイクロアレイデータを想定して、 MeV の操作方法を紹介します。

  1. MeV の起動とファイルの読み込み
  2. 階層的クラスタリング
  3. t-検定

3. t-検定

t-検定により、WT vs KO で差のある遺伝子を求める。

(1) 検定方法の選択

  • “Statistics” ボタンから “t Tests” を選択。
検定方法の選択

(2)  t-検定のパラメーター

検定を行った上で、有意な差を持つ遺伝子群のクラスタリング図を作成。

  • 1) “Between subjects” タブを選択。
  • 2) “Cluster Selection” タブを選択。
  • 3) 2つのグループに割り当てる。
  • 4) “Hierarchical Clustering” タブを選択。”Construct Hierarchical Trees for:” にチェックを入れる。
t-検定のパラメーター

続きます。

 

 

投稿者:

Atsushi Doi

株式会社セルイノベーター、主任研究員。理学博士。山口大学大学院理工学研究科修了。東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターの特任助手を経て、株式会社GNIに主任研究員として勤務。その後、株式会社セルイノベーターの立ち上げに参加し、現在に至る。専門は、バイオインフォマティクス、おもにシステムバイオロジー。

「MeV の使い方 3. t-検定」への1件のフィードバック

  1. 下記の仮想データを例に用いています。

    ProbeID GeneSymbol Sample1 Sample2 Sample3 Sample4 Sample5 Sample6
    A_04_P003444 A 100 1000 200 400 800 900
    A_04_P003442 B 50 100 200 300 400 450
    A_04_P003443 C 2000 4000 5000 10000 20000 150000

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